
「SwitchBotで温湿度をトリガーにして自動化したい」
そう思って設定してみたものの、
- すぐON/OFFが繰り返されて落ち着かない
- 思ったより動かない
- 数字をどう決めたらいいのか分からない
こんな状況に陥って、「自動化がうまくいかない」と悩む人は多いと思います。
結論から言うと、温湿度自動化はセンサーの性能より「置き場所」と「設定の作り方」で安定感が決まります。
この記事では、SwitchBot初心者向けに温湿度自動化の「考え方」と「失敗しない設定のコツ」を分かりやすく整理します。
結論:温湿度自動化は「置き場所」と「差(ヒステリシス)」で決まる
温湿度で自動化するときに一番大事なのは、この2つです。
- 置き場所(測っている数字がブレないこと)
- ONとOFFに“差”を作ること(ヒステリシス)
この2つを意識するだけで、初心者がハマりがちな「誤作動」「連打」「安定しない」が一気に減ります。
実際、うまくいかない原因の半分くらいは、設定よりも“置き場所”だったりします。
温湿度自動化ってそもそも何?(仕組みを1分で理解)
SwitchBotの温湿度自動化は、ざっくり言うとこうです。
- 条件(トリガー)を設定:温度が○℃以上、湿度が○%以上 など
- 条件(トリガー)をもとに実行(アクション):エアコンON、除湿機ON、加湿器OFF など
つまり「温度や湿度などの数字をきっかけに家電を動かす仕組み」です。
例:
- 湿度が60%以上になったら → 除湿機ON
- 湿度が55%以下になったら → 除湿機OFF
このように設定すれば、梅雨のジメジメ対策がかなり快適になります。
なんで誤作動するの?温湿度自動化が不安定になる原因
温度や湿度をトリガーにして動作が安定しない原因は、ほぼこの3つに絞られます。
1)ONとOFFの数値が近すぎる(差がない)
この原因が一番多いです。例えば、こういう設定。
- 湿度60%以上でON
- 湿度59%以下でOFF
設定自体はよさそうですが、湿度は1%の上下が頻繁にあります。その結果、
「60% → ON、59% → OFF、60% → ON、59% → OFF…」
このように、ずっと切り替わる(暴れる)状態になってしまいます。
温湿度自動化は「ピッタリ狙う」ほど不安定になりやすいので、差を作る=安定すると覚えておくと失敗しにくいです。
2)置き場所が悪くて数字がブレている
温湿度は「部屋のどこで測るか」で数値が変わってしまいます。
特にブレやすい場所はこのあたり。
- エアコンの風が直接当たる
- 窓際(外気・日差しの影響)
- 直射日光が当たる
- キッチン周り(料理・湯気)
たとえば私の場合、ハブ2をダイニングキッチンに置いていますが、料理をしたり、お湯を沸かしたりするだけで温度と湿度が一気に上がります。
この状態で温湿度をトリガーにすると、自動化がブレやすく、動作が安定しません。私はハブ2の温湿度はトリガーにせず、温湿度の“表示(見える化)”用途として使っています。
3)生活動作の影響が大きい(入浴・料理など)
温湿度は入浴や料理などの「生活動作」で急に変わることがあります。
- お風呂上がり
- 洗濯物の部屋干し
- 加湿器の近く
- 料理の湯気
こういう要因があると、自動化が「部屋の快適さ」ではなく「一時的なイベント」に反応しやすくなり、理想の運用がしづらくなります。
この場合は、差を広げる/場所を変える/時間帯で制御する、など設定を工夫するのがコツです。
初心者向け:まずはこれでOKな「安全設定テンプレ」
温湿度自動化は、最初から完璧に作ろうとすると沼りやすいです。
なので最初は、誤作動しにくい範囲でトリガーを設定する“安全テンプレ”でスタートするのがおすすめです。
温度トリガー:安全テンプレ(目安)
- 温度が27℃以上でON
- 温度が25℃以下でOFF
ポイントは、ONとOFFに2℃以上の差を作ることです。
湿度トリガー:安全テンプレ(目安)
- 湿度が60%以上でON
- 湿度が55%以下でOFF
ポイントは、ONとOFFに5%以上の差を作ることです。
「差(ヒステリシス)」を作ると何が良いの?
温湿度自動化で起きがちなストレスは、だいたいこれです。
- ちょっと上がっただけでON
- ちょっと下がっただけでOFF
- 結果、ずっと切り替わって落ち着かない
差を作ると「ちょっとの変化では動かない」ので、落ち着いた自動化になりやすいです。
温度トリガーと湿度トリガー、どっちを使うべき?
初心者が迷いやすいポイントなので整理します。
温度トリガーが向いているケース
- エアコンをメインに自動化したい
- 「暑い/寒い」を基準にしたい
- 季節ごとにざっくり快適にしたい
温度は分かりやすくて扱いやすいので、初心者は温度トリガーから入るのもおすすめです。
湿度トリガーが向いているケース
- 梅雨のジメジメ対策をしたい
- 冬の乾燥対策をしたい
- 私のように、ギターなど湿度管理したいものがある
湿度は快適さに直結するので、きちんと設定できると満足度がかなり高いです。
私も別室でギターを複数本、壁掛けで保管しているので、ギターの近くの湿度を見たい関係で温湿度計を導入し、近くに置いて管理しています。
快適さを優先するために夏場は、湿度が55%以上で除湿機ON、54%以下で除湿機OFFにしています。
「差がほとんどないのでは?」と思ったかもしれません。しかし、私はギターの湿度管理を優先しているため、頻繁なON/OFFは許容しています。実際かなりの頻度で切り替わるので、管理したいものが特にない方には鬱陶しく感じると思います。
目的別:おすすめ自動化の組み合わせ例
ここからは「そのまま真似できる」形でテンプレを紹介します。
梅雨・夏:除湿機を湿度でON/OFF
おすすめ設定(例):
- 湿度60%以上 → 除湿機ON
- 湿度55%以下 → 除湿機OFF
冬:加湿器を湿度でON/OFF
おすすめ設定(例):
- 湿度45%以下 → 加湿器ON
- 湿度50%以上 → 加湿器OFF
エアコン:温度でON/OFF+時間制御で安定させる
温度だけで完全自動にしようとすると、家の環境によっては「思った通りにならない」ことがあります。
その場合は、温度トリガーに加えて時間制御も混ぜると安定しやすいです。
例:
- 朝は○時に暖房ON
- 出勤時間に合わせてOFF
- 夜は帰宅時間に合わせて○時にON
- 寝る前に送風へ切り替え
温湿度トリガーは便利ですが、「生活の時間帯」と組み合わせると一気に実用的になります。
私も朝の時間はほぼ固定ですが、帰宅時間や就寝時間はバラバラです。
そのため私は、朝だけ時間トリガーで自動化し、夜は手動(またはシーン)で操作する運用にしています。
最初から100点の自動化を目指すより、“安定して動く60点”を作る方が失敗しません。
ハブ2の温湿度内蔵だけで足りる?温湿度計は必要?
私が実際に使ってみて感じた結論はこうです。
- 温湿度を“見るだけ”ならハブ2で十分
- 温湿度で“安定して自動化したい”なら温湿度計が強い
ハブ2内蔵の温湿度は便利ですが、置き場所が「キッチン寄り」や「エアコン風が当たる位置」だと数値がブレて、自動化が不安定になりやすいです。
「寝室の湿度を管理したい」「ギターの近くの湿度を見たい」
こういう場合は、温湿度計を追加したほうが確実に満足度は上がります。
よくある質問(FAQ)
Q. 温湿度トリガーが安定しません。どうすればいい?
まずはこの順で見直すのがおすすめです。
1)ON/OFFの差を広げる(湿度なら5〜10%、温度なら2℃)
2)置き場所を変える(風・窓・日差しを避ける)
3)生活動作(料理・入浴など)の影響を受けていないか確認する
※このあとの「トラブル解決」記事ができたら、ここは差し替え予定です。
Q. オートメーション自体が動かない時は?
温湿度以前に、設定や通信が原因のこともあります。
※このあとの「トラブル解決」記事ができたら、ここは差し替え予定です。
Q. 温湿度計はどこに置けばいい?
基本はこの考え方です。
- 部屋の中心に近い場所
- エアコンの風が直接当たらない場所
- 窓際や直射日光を避ける
- 「本当に測りたい場所」の付近(寝室・ギターの近くなど)
まとめ:温湿度自動化は「置き場所」と「差」で勝てる
最後に、この記事の結論をまとめます。
- 温湿度自動化は便利だけど、最初は誤作動しやすい
- 安定させるコツは置き場所とON/OFFの差(ヒステリシス)
- 初心者は「安全テンプレ」から始めるのが一番失敗しない
- 湿度管理を本気でやるなら、温湿度計の追加が強い
温湿度自動化は、仕組みや操作を理解して設定を“育てる”ほど快適になります。まずは小さく作って、安定したら少しずつ改善していくのがおすすめです。